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STRAVA ライブセグメントを使いこなす その4 ~不動峠にチャレンジのリアルレポート

自動で開始されるライブセグメント

サイクリング時のアプリとして絶対的な人気を誇る「STRAVA(ストラバ)」。その代表的な機能のひとつに「ライブセグメント」機能があります。ライブセグメントの特長や魅力については、過去3回のレポート(その1その2その3)をお読み頂ければわかって頂けるはずです。今回は、前回に引き続きライブセグメントを使用したリアルレポートをお届けします。

ライブセグメントは、STRAVA上でセグメントが登録されている区間(ルート)が近づくと、自動的にその区間のコースデータや最速タイム、自己ベストタイムを表示してくれます。そして、ライド中は過去の自分の記録とのタイム差も知らせてくれます。

開始地点の200mほど前からアラートで事前に知らせてくれるため、峠のタイムアタックをする場合は、心の準備ができました。そして、「セグメント開始」のアラート表示とともに、区間のコースプロフィールが表示され、タイマーがスタートします。

パイオニア新型GPSサイクルコンピューター「SGX-CA600」「セグメント開始」のアラート表示とともにタイマーがスタート

「セグメント開始」のアラート表示とともにタイマーがスタート

 

仮想ライバルが走るモチベーションになる

今回走った筑波山の不動峠は、セグメントデータでは全長3.8km、獲得標高265mです。最速タイムは10分8秒でした。区間最速タイムはKOM(キング・オブ・マウンテン)として表示されますが、まずは自己最速タイムの更新を目指して走ることがモチベーションになるでしょう。

パイオニアのSGX-CA600は、ライブセグメント走行中の表示画面をカスタマイズできます。セグメントタイムの表示はもちろん、コース高低図も表示させると、現在地と今後のコース状況を把握できるためペースコントロールがしやすくなるでしょう。

ライブセグメントは、走行中に最速タイム(KOM)と自己の過去最速タイムとのタイム差を知らせてくれる点が特徴で、苦しくても頑張るも持ちベーションになります。毎回同じコースを走っている場合、ついマンネリ化してしまいますが、ライブセグメント機能を活用すれば、仮想ライバルという刺激をもらいながらフレッシュな気分でライドを楽しめるはずです。

パイオニア新型GPSサイクルコンピューター「SGX-CA600」左:自己最速タイムとのタイム差表示、右:区間最速タイム(KOM)とのタイム差表示

左:自己最速タイムとのタイム差表示、右:区間最速タイム(KOM)とのタイム差表示

 

今回、普段から走っている筑波山の不動峠でヒルクライムを走りましたが、過去の自分とのタイム差を把握できるため、いつも以上に頑張れることを実感できました。

なお、今回は、このレポートのためにコース中盤で立ち止まってディスプレイの撮影を行ったのですが、ちょっとした発見もありました。セグメント中は停止してもタイマー自体は停止することなく計測し続けます。つまり、たとえ途中で休んで回復してからペースを上げてゴールをしても、タイムはセグメント通過後からのトータルタイムとして記録されるため、ズルはできません。そんなズルをしてまで最速タイムを目指す人はいないとは思いますが。

 

最後まで全力で駆け抜けても安心!

さて、ようやく全長3.8kmの不動峠のゴールが近づきます。セグメント区間の終点を通過した瞬間、今回のセグメントタイムが自動的にディスプレイに表示されます。最後はラストスパートをかけて頑張りすぎたため、何とゴール時の表示画面を撮り損ねてしまいました。

ライブセグメント計測終了時の表示画面は、開始時と同じように専用ディスプレイが自動的に表示されます。頑張ってもがいて、ラップタイムを手動で計測しなくても自動で区間タイムを記録してくれるので、最後まで駆け抜けましょう。

全長3.8kmの不動峠のセグメント区間の走行を終えて

全長3.8kmの不動峠のセグメント区間の走行を終えて

 

なお、不動峠の場合、ゴール地点以降も、山頂へと続くセグメント区間があるため、走り続けると自動的に次のセグメント区間が表示されました。

パイオニア新型GPSサイクルコンピューター「SGX-CA600」ひとつのセグメントが終わった後、次のセグメントに入ると再びセグメントが開始される

ひとつのセグメントが終わった後、次のセグメントに入ると再びセグメントが開始される

 

このようにライブセグメント機能を活用することで、ライドのモチベーションが上がるだけでなく、コースの区間ごとのタイム計測をする手間も省けるので、スマートなライドを楽しめるでしょう。

 

■記事執筆者:橋本謙司(はしもと・けんじ)

スポーツジャーナリスト。自転車専門誌やランニング専門誌の編集者を経て、現在は、主にライターとカメラマンとして活動。Mt.富士ヒルクライム(一般の部)での総合優勝など、全国各地のヒルクライムレースで優勝多数。愛称は「ハシケン」。ホームページ http://www.hashikenbase.com

 

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