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GPSサイコンの使い方

SGX-CA600ファームウェアのアップデート ~到着予想時間、自動キューポイント、ラップリストとは!?~

2019年11月9日

GPSサイクルコンピューターにとって、内蔵される機能を司るファームウェアを最新版へと書き換える作業は欠かせません。いわゆるファームウェアのアップデートですが、デバイス自体は数年単位でのモデルチェンジであっても、ファームウェアは頻繁に更新されます。発売と同時に使用を開始してから、およそ1年近くになるパイオニアのSGX-CA600も、これまで数多くのアップデートがされてきました。追加機能だけでなく、使用時の快適性の向上など、その内容は多様です。SGX-CA600のファームウェアアップデートの手順はこちらをご覧ください。

 

スマートフォンアプリの「Cyclo-Sphere Control App」からファームウェアをアップデートする

スマートフォンアプリの「Cyclo-Sphere Control App」からファームウェアをアップデートする

 

アップデートが終わると、GPS位置情報から風情報を取得できるようになる

アップデートが終わると、GPS位置情報から風情報を取得できるようになる

 

Cyclo-Sphere Control Appのデータフィールド画面で新規に追加された機能を選択する

Cyclo-Sphere Control Appのデータフィールド画面で新規に追加された機能を選択する

 

より正確な到着予想時間がライドの計画性を高める

さて、11月上旬に発表された今回のアップデートは、画期的な新機能が目白押しです。ここでは、追加された機能をレビューしていきましょう。

SGX-CA600の目玉機能である「ナビゲーション」機能には、新たに「到着予想時間」と「自動キューポイント」が表示されるようになりました。走行ルートのゴール地点への到着予想時間を示す機能は過去にもありましたが、距離と現在の平均速度から算出しただけのシンプルなものでした。

それが、今回の「到着予想時間」は、コースの起伏やパワー値だけでなく、自分の過去のパワー平均(MMP)も考慮して計算されている点がポイントです。たとえば、コースの序盤は高いパワーで飛ばしていたとしても、100km先のゴール到着時間はMMPグラフの能力が判断材料になるため、序盤のパワーだけで判断されることがありません。より正確性の高い「到着予想時間」を算出してくれます。

到着予想時刻と、到着までにかかる時間を表示してくれる

到着予想時刻と、到着までにかかる時間を表示してくれる

 

登坂区間の自動キューポイントがペーシング力を高める

もうひとつの「自動キューポイント」機能の追加は、コース高低図内の山岳区間に山岳等級(1級・2級・3級)と各登坂区間の距離、平均勾配、獲得標高、そして山岳等級をキューシートとして表示してくれるようになりました。これにより、従来よりも登坂区間のスペックを把握しやすくなります。ロングライドでの坂道に対する心のゆとりが持てたり、ペーシング能力を高めたりすることができます。このほか、ロードレースでの勝負のポイントの見極めにも役立つことが期待されます。

このように「ナビゲーション」機能としては、「到着予想時間」と「自動キューポイント」が新たにアップデートされました。

高低図へのキューポイントとキューシートへの登坂区間のスペックを自動表示してくれる

高低図へのキューポイントとキューシートへの登坂区間のスペックを自動表示してくれる

 

獲得標高の計算やラップ一覧の表示も追加

続いて、「トレーニング」シーンで便利な画面表示も追加されています。コースを選択時に、従来は距離と高低図のみだったところに、獲得標高を自動計算し表示してくれるようになりました。これまでも高低図から難度をイメージすることはできましたら、獲得標高を知ることで、より正確にコースのレベルを把握できるようになるでしょう。

もうひとつ、「ラップリスト」機能はトレーニング環境をより快適にしてくれます。すべてのラップ数とラップタイム、ラップパワーを一覧にしてログ中に表示します(最大で最新7ラップリストを表示)。繰り返しのメニューを実施するインターバルトレーニング時、周回コースでのトレーニング時はもちろん、サーキットエンデューロなどレースやイベントでも重宝しそうです。

コースの獲得標高の自動算出機能と、ログ中のラップリスト表示機能が追加された

コースの獲得標高の自動算出機能と、ログ中のラップリスト表示機能が追加された

 

ここまで4つのアップデート機能についてレビューしました。残り2つは「バーチャルパワー」と「バーチャルCdA(空気抵抗値)」です。こちらも大注目ですので、次回実際に使用しながらレポート予定です。

 

■記事執筆者:橋本謙司(はしもと・けんじ)

スポーツジャーナリスト。自転車専門誌やランニング専門誌の編集者を経て、現在は、主にライターとカメラマンとして活動。Mt.富士ヒルクライム(一般の部)での総合優勝など、全国各地のヒルクライムレースで優勝多数。愛称は「ハシケン」。ホームページ http://www.hashikenbase.com

 

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