「AlterLock」でロングライドの休憩スタイルが変わる! ~ハシケンがロングライドで実践~
ロードバイクの盗難ニュースをテレビやSNSで知るたびに悲しい気持ちになると同時に、「明日はわが身かもしれない」と不安になるものです。ロングライドに出かけても、愛車から一瞬たりとも目を離せないというのが本音ですし、休憩のときにも心が休まることはありません。
このストレスや不安感を解消するアイテムが、最先端の盗難防止システム「AlterLock(オルターロック)」です。使いはじめて2ヶ月ほどが経ちますが、安心感を買えるという観点でオススメできます。今回は、実際にロングライドで使用したレポートを紹介します。
愛車のトレック・エモンダにAlterLockを装着してロングライドへ
ロングライド出発前夜にフル充電
ロングライドで愛車から目を離すのは、途中のコンビニはじめとする飲食店での休憩やトイレのタイミングでしょう。今回、AlterLockを愛車に装着してロングライドへ出かけました。専用アプリへの事前の愛車情報の登録は済ませているため、出発前夜に念のためデバイス本体をフル充電しておきます。愛車にデバイスを装着した状態で充電できるため手間がかかりません。
「オートガード」機能がオススメ
当日、途中の休憩にコンビニを利用しました。これまでは、バイクを極力目の届く入口付近に立てかけていましたが、今回は入口から少し離れた場所に設置されていたバイクラックに駐輪します。わずかな振動を感知して手元のスマートフォンにアラートしてくれるAlterLockが装着されているため大きな安心感が得られます。
入口から少し離れたバイクラックに駐輪
愛車から一定距離が離れたタイミングで自動的にガード状態に入る「オートガード」機能が、設定の手間がなく最初のスタイルとしてはオススメです。最初にスマートフォンのBluetoothをオンにしてオートガードをオンに切り替えるだけです。
ただ、わずかな時間も目を離したくない慎重派の私は、デバイスの目の前でガードのオンオフを確認できる手動モードを利用しています。コンビニに入る前にアプリ画面でガードをオンに切り替えます。
今回のロングライドでは、いわゆるチェーンロックも携帯していません。でも、“目に見えない施錠”をしているので安心して店内へ入れました。
電波強度をカスタマイズ
AlterLockはユーザーの使用シーンに応じた各種設定が可能です。「電波強度」と検知できる振動の大きさを調整できる「振動検知感度」をカスタマイズできます。
電波強度は1~5段階で調整できます。これは愛車からどのくらい距離が離れるかを目安に変更すると良いでしょう。電波強度1(電波が微弱)は、わずかに離れるだけでガードがオンになります。コンビニでは愛車との距離はせいぜい50mほどですが、陳列棚などで遮られ愛車から目が離れる場合が多いため、電波強度2~3に設定しています。アプリ開発者も手動で設定する場合は、電波強度2~3が汎用性が高いとのことでした。
なお、電波強度5にすると、かなりの距離を離れてもガードはオンになりません。見通しの良い場所で愛車から離れて駐輪するときに最適でしょう。
振動検知感度カスタマイズ
振動検知感度は「低・中・高」の3段階で調整可能です。
高にすると、ほんのわずかな揺れに対しても感知します。バイクラックにかけたバイクが風で揺れるだけでアラートが発せられるレベルです。感度「中」では、バイクを持ち上げて移動したときに発する程度です。今回は「中」に設定してバイクラックに駐輪していました。感度「低」では、バイクを大きく揺らしたり、地面からの強い衝撃を受けたりして初めてアラートが鳴るレベルです。
盗難から守るという点では振動検知感度は「中~高」がオススメでしょう。
大きな安心感を買えるというメリット
今回、実際にロングライドで使用して感じたことは、バイクにさりげなく装着しているデバイスひとつで、大きな安心感を買えるということでした。オートガード機能はもちろん、手動設定でも、これまでチェーンロックをしていたように「目に見えない施錠」をするような感覚です。チェーンロックが切られて盗難されるというリスクもないため、より強力な施錠と言えるかもしれません。
これまでのコンビニ休憩とは違い、休憩中は店内でゆっくりと補給食を選ぶことができました。さらに、今回は短時間のコンビニ休憩だけでなく、30分ほどのランチ休憩と15分ほどの仮眠もとりました。こんなシーンでさえ、オートガードをオンにして、スマートフォンを手元に置いておけば安心して休憩できるのです。
単なる愛車を守る施錠という機能だけでなく、ロングライドをより快適に楽しむための相棒にもなってくれることも実感できました。AlterLockは、安心感が欲しいサイクリストにぜひオススメしたいアイテムです。
■記事執筆者:橋本謙司(はしもと・けんじ)
スポーツジャーナリスト。自転車専門誌やランニング専門誌の編集者を経て、現在は、主にライターとカメラマンとして活動。Mt.富士ヒルクライム(一般の部)での総合優勝など、全国各地のヒルクライムレースで優勝多数。愛称は「ハシケン」。ホームページ http://www.hashikenbase.com
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