「AlterLock」が愛車の盗難防止の切り札になる!その2 ~盗難防止の最後の砦 専用アプリケーションの紹介~
スポーツバイクの盗難事件が頻発している昨今。少なくない頻度でそのような悲しいニュースを耳にします。それでも、まさか自分が被害者になることはなかろう・・・と思い込んでしまいがちです。でも、そんなことはありません。明日は我が身です。
前回、「AlterLock(オルターロック)」サービスの特長を紹介しましたが、今回は実際に専用アプリをダウンロードして、そのリアルな使用感をレポートします。
専用アプリをダウンロード
AlterLockの基本システムは、振動を探知するとアラートを発するデバイス本体と、バイクから離れた場所にいるオーナーへの通知の役割を果たすスマートフォンの連携によって実現しています。そして、各種操作はスマートフォン側で完結します。
まずは、スマートフォンに専用アプリ(Android / iOS対応)をダウンロードし、簡単なユーザー登録を済ませます。
ユーザー登録画面
バイクの情報を登録
続いてアプリにマイバイクの情報を登録します。スマートフォンでバイクを撮影して、モデルや車体番号等を入力していきます。これは、万が一盗難に遭ったさいに、警察等へのスムーズな情報提供を可能にしてくれます。普段、マイバイクの細かいパーツまで把握していない人にとって、バイクのスペックを振り返る良い機会にもなると思います。
バイク情報の登録画面
本体とスマートフォンをペアリング
マイバイク情報の登録を終えたら、いよいよ本体とスマートフォンをペアリングさせます。すべてのステップで画面上に丁寧に説明されているので、迷うことなく作業できるでしょう。
アプリの中には、セットアップ方法の説明書も載っているので安心です。なお、製品ひとつひとつに割り当てられたペアリングに必要な認証コードは、付属の取扱説明書の裏面に記載されているので、紛失しないように気をつけましょう。
本体とスマートフォンのペアリング画面
各種設定
アプリでは、先ほどのマイバイクの登録以外にもデバイス本体のさまざまなカスタマイズが可能です。
Bluetoothの電波範囲を利用した「オートガード」機能の自動/手動設定の切り替えや、Bluetoothの電波力を調整することでオートガードの範囲(バイクとスマートフォンの距離)を調整できるオートガード感度の調整、アラームのオン・オフや鳴動時間の変更などもできます。この他にも使用シーンやユーザーの希望に合わせたガード設定が可能です。
使用シーンや希望に合わせたガード設定が可能
今回はアプリの基本的な設定方法と特徴を紹介しました。デバイス本体側にはボタンがひとつしかなく、すべてアプリから設定するスタイルであるため、設定時のややこしさがなく好印象です。それでいてカスタマイズの幅も広く、スポーツバイク初心者でもすぐに使いこなせる最先端のサイクルガードサービスと言えるでしょう。そして、アプリをインストールしたスマートフォンは単なる通知デバイスとしてだけでなく、本体に搭載されたGPSデータを受信し、現在地を通知してくれるなど、このサービスの中核を担っていることを実感しました。
いよいよ次回からは、実際にAlterLockを装着したマイバイクとともにロングライドに出かけ、休憩スポットでの駐車シーンなど、シチュエーション別にレポートしていきます。
AlterLockを装着したところ
■記事執筆者:橋本謙司(はしもと・けんじ)
スポーツジャーナリスト。自転車専門誌やランニング専門誌の編集者を経て、現在は、主にライターとカメラマンとして活動。Mt.富士ヒルクライム(一般の部)での総合優勝など、全国各地のヒルクライムレースで優勝多数。愛称は「ハシケン」。ホームページ http://www.hashikenbase.com
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