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苦手なダンシングが得意になる

自転車のフォームのひとつにダンシングがあります。スポーツバイクを始めた多くのビギナーが苦手意識を持ちやすいフォームです。イマイチしっくり来ない・・・。長時間継続してできない・・・。それらの悩みを解決しましょう!

そもそも、ダンシングとは、立ち漕ぎのことですね。サドルから腰を浮かせながらペダルを漕ぐダイナミックなフォームが特徴です。ダンシングができるようになると一気にプロレーサー気分! 純粋にカッコイイですね! 習得できれば、楽に大きな力を出せるようになります。

 

ダンシングが難しい理由

さて、ダンシングと対比して使われるのがシッティングです。シッティングは自転車に乗れる人なら誰でも習得できるのに、ダンシングが難しい理由はどこにあるのでしょうか。

それはズバリ、自転車の上でのバランスを保ちにくくなるためです。シッティングでは、サドル、ハンドル、ペダルの3点で自転車とつながっているのに対して、ダンシングでは、ハンドルとペダルの2点で身体を支えなければなりません。ただでさえ、常にバランスを取る必要がある自転車の上で、バランスを保ちながら、ペダルに力を加えていく動きを繰り返さなければなりません。

 

ペダルに身体を乗せてあげるだけ

ここで、ダンシングが苦手な人が意識べきことはひとつ。左右のペダルに身体を乗せてあげることです。ペダルに自分の身体を全て乗せるイメージで、ペダルを踏みます。決して、ペダルを踏み込んではいけません。繰り返しますが、ペダルに身体を乗せてあげるだけです。

そして、ペダルに体重を乗せるタイミングも大切です。ペダルの高い位置でペダルに身体を乗せ続けましょう。つまり、ペダリングの真上(12時の位置)から真横(3時の位置)までの間で左右の足の切り替えをします。足の切り替えを早める意識を持つことがポイントです。

図解・ダンシングでのペダリング左右の足の切り替え位置

よくダンシング習得のコツとして「体幹で支える」というワードが出てきますけど、これってビギナーにとっては難しいです。体幹を意識しているうちに、筋力が付いてきて徐々に習得できるようになるものですが・・・。それよりも、今回はペダルをタイミングよく乗せることを意識しながら、苦手なダンシングを克服していきましょう!

 

■記事執筆者:橋本謙司(はしもと・けんじ)

スポーツジャーナリスト。自転車専門誌やランニング専門誌の編集者を経て、現在は、主にライターとカメラマンとして活動。Mt.富士ヒルクライム(一般の部)での総合優勝など、全国各地のヒルクライムレースで優勝多数。愛称は「ハシケン」。ホームページ http://www.hashikenbase.com

 

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