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いまさら聞けないこと

誰も教えてくれない! シーンに応じた愛車の停車スタイル

2019年1月28日

いわゆるシティ自転車には、停車状態で自立させることができるスタンドが付属していますが、競技自転車のロードバイクには基本的に付いていません。みなさんは、日頃サイクリングに出かける時、バイクの立て方を意識したことはありますか。例えば、コンビニなどお店に立ち寄った時、どうやって停車させていますか。今回は、あまり意識して行なっていないバイクの立て方について紹介します。

バイクの立て方と言われると、随分とマニアックに聞こえますが、実は大切な愛車をトラブルから守ることに繋がるので、覚えておいて損はありません。

 

ディレイラー側は外へ向かせる

まず、バイクを壁に立てかけるときのコツから紹介します。ポイントは、変速機やチェーンなどがあるディレイラー側を壁に向けて立てかけないことです。壁に立てかけた時に、リアディレイラーが壁などに当たり変速が微妙にずれる可能性があるからです。壁がないシーンで、バイクを横にして地面に寝かせることもあるでしょう。この時も、ディレイラー側を上へ向けて寝かせることが鉄則です。

正しい例:ディレイラー側が外向き

正しい例:ディレイラー側が外向き

 

悪い例:ディレイラー側が内向き

悪い例:ディレイラー側が内向き

 

後輪タイヤのグリップを使って自立させる

ハンドルが切れずに前後輪が安定する壁がある場合は自立は難しくありません。一方で、立てかける場所が狭かったりした場合は自立の方法を一工夫する必要があります。それが、電柱やポールを使って立てるスタイルです。

電柱やポールを使って立てるスタイル

電柱やポールを使って立てるスタイル

 

この方法は、後輪タイヤのサイドグリップ面を電柱やポールに接触させて固定させます。ハンドルは自然に切るだけで安定します。後輪一点だけで自立させるこの方法はロードバイクらしい停車方法と言えます。

後輪タイヤのサイドグリップ面を電柱やポールに接触させて固定させる

後輪タイヤのサイドグリップ面を電柱やポールに接触させて固定させる

 

ペダルとクランクで自立させる

もうひとつ、縁石など段差を使って停車させる方法があります。クランクとペダルをスタンド代わりに自立させます。

クランクとペダルをスタンド代わりに自立させる方法

クランクとペダルをスタンド代わりに自立させる方法

 

まず、バイクを縁石に添わせるように立たせ、クランクを逆回転させてペダルが縁石の上面に当たるまで回します。クランクがロックしたことを確認できたらOKです。このスタイルですが、左右の安定性は低いので、強風下やバイクから離れる時には止めた方が無難です。また、停車時にはホイールを縁石に擦って傷をつけないように注意しましょう。特にカーボンホイールなどは傷つきやすいので丁寧に行いたいです。

クランクを逆回転させてペダルが縁石の上面に当たるまで回す

クランクを逆回転させてペダルが縁石の上面に当たるまで回す

 

 

バイクを逆さにひっくり返す方法

この他にも、広い空間やイベント会場などでは、ディレイラー側を上にしてバイクを寝かせることも一つです。また、スペースが限られている場合はバイクを逆さにひっくり返して、左右ブラケットとサドルの3点で固定で自立させる方法もあります。サイクルコンピューターなどの画面が地面と接触して傷つけないように注意しましょう。

バイクを逆さにひっくり返す方法

バイクを逆さにひっくり返す方法

 

このように、バイクの停車方法は色々とありますが、基本的には、愛車を安全に停車でき、通行人の邪魔にならない場所を選ぶことが第一です。

 

よく初心者がやってしまうミス

最後に、よく初心者がやってしまうミスを紹介します。柱に立てかける時に、フレームを接触させて立てかけてしまうことです。車輪が固定されていないので、前後に動き出し、電柱と接触していたフレームはコンクリートに削られて傷が入ってしまいます。やってしまってからでは後の祭りです。バイクを停車させる時には、ホイールが安定すること、フレーム自体を接触させないことを意識しましょう。

フレームが柱に接触している悪例

フレームが柱に接触している悪例

 

このように、バイクの停車方法は意外にも多くあります。シチュエーションに応じて最適な停車スタイルを選ぶことで、愛車をトラブルから守り安全に停車させることができるようになります。今度、サイクリングへ出かけた時に試してみてはいかがでしょうか。

 

■記事執筆者:橋本謙司(はしもと・けんじ)

スポーツジャーナリスト。自転車専門誌やランニング専門誌の編集者を経て、現在は、主にライターとカメラマンとして活動。Mt.富士ヒルクライム(一般の部)での総合優勝など、全国各地のヒルクライムレースで優勝多数。愛称は「ハシケン」。ホームページ http://www.hashikenbase.com

 

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