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いまさら聞けないこと

走るフィールドが広がる輪行のススメ

2018年6月11日

自由が広がる魔法のスタイル

どこへでも自分のスタイルで走りに行ける。その自由さこそスポーツバイクの魅力だ。はじめの頃は、週末に近所をサイクリングするだけでも楽しいはず。でも、いつしか雑誌やウェブで紹介されているような絶景の中を走ってみたいという想いが大きくなっていくのではないだろうか。そんな憧れを実現してくれる“魔法”がある。輪行(りんこう)だ。

輪行とは、電車やバス、飛行機、船など、公共の乗り物に自転車を載せて移動する手段のことだ。つまり、輪行をすれば、自転車で走りにいくには遠すぎる場所へも気軽に行けるのだ。輪行では、一般の人も利用する公共交通機関を利用するため、いくつか守るべきスタイルとマナーがある。ここでは、輪行時に気をつけたいことと実際に輪行をスタイリッシュに楽しむためのコツを紹介しよう。

 

周囲にも自分にもストレスのない輪行の工夫を!

まず、もっとも身近な鉄道での輪行では、荷室へ入れるバスや飛行機とは違い、移動中は周囲の一般の乗客の邪魔にならないように気をつけることが第一だ。車両では、人の流れが少ない場所へ置くことが前提なので、先頭または最後尾車両の壁側がオススメだ。出入口に括りつける場合は、極力スペースを取らないようにハンドルの向きなどを工夫しよう。

新幹線など指定席が取れる場合は、各車両の最後尾座席を確保しておけば、座席のシートの裏側に輪行袋を収納できる。

新幹線最後尾座席シートの裏側に輪行袋を収納できる

 

筆者は、普段から電車で輪行する時には、ルートを検索して、乗り換え回数の少ないルートを選ぶようにしている。また、車内が混雑しやすい時間帯を避けてライドの計画を立てることもストレスのない輪行のポイントだ。

そのほか、駅で自転車を分解・組み立てるときには、お店の前やコインロッカーの目の前での作業は避けよう。大型荷物となる輪行では、周囲への気配りを忘れずにしたい。

 

バスや飛行機輪行時の注意点は !?

観光地へ直通バスが多く、運賃も比較的リーズナブルな高速バスでは、荷室に収納することになる。最近は多くのバス会社が輪行を受け入れているが、利用の際は事前に確認しておくとをオススメする。また、バスの荷室では輪行袋を横に寝かせる形になるため、フレームとホイールが干渉して傷がつかないように、フレームを保護する養生などを施しておくと安心だ。

最後に、飛行機での輪行だ。バイクはチェックイン時に預けることになる。運搬時の衝撃から愛車を保護するため、緩衝材付きのソフトケースや箱型のハードケースまで、様々なスタイルのモデルが展開されている。ソフトケースは、コンパクトなサイズに収納できるので、運搬時の負担を軽減しやすい。一方、ハードケースは外部からの衝撃には強いため安心だ。ただし、箱の中でバラしたバイクが動かないように固定しておくことが大切だ。バイクのパーツ同士がぶつかり合って損傷しないように気をつけたい。また、ハードケースを持って空港まで移動する際は、キャスター(車輪)付きのハードケースがオススメだ。電車の乗り換えや空港内でのスムーズな移動には欠かせない。もっとも、事前に空港へ宅急便を利用して運搬しておく方法もある。

空港でのチェックイン時には、タイヤの空気を抜いていくことが約束だ。外気温の変化なおで破裂の恐れがあるためだ。また、CO2インフレター(携帯用の空気充填アイテム)や電動コンポーネントのバッテリーも入れることはできないので注意。バッテリーは取り外して手荷物として機内持ち込みにしよう。

電動式コンポーネントのバッテリーは手荷物として機内持ち込み可能。CO2インフレターは1本容量50ml未満は4本まで機内持ち込み・預けが可能

CO2インフレターは1本容量50ml未満は4本まで機内持ち込み・預けが可能、電動式コンポーネントのバッテリーは手荷物として機内持ち込み可能

 

飛行機での輪行ではサイズや重量も規定がある。空港各社で規定と超過料金が異なるので、利用の際は事前に調べておこう。初心者にとって飛行機輪行はハードルが高く感じるかもしれないが、島や海外サイクリングなど世界が広がるので、ぜひチャレンジしてほしい。

 

■記事執筆者:橋本謙司(はしもと・けんじ)

スポーツジャーナリスト。自転車専門誌やランニング専門誌の編集者を経て、現在は、主にライターとカメラマンとして活動。Mt.富士ヒルクライム(一般の部)での総合優勝など、全国各地のヒルクライムレースで優勝多数。愛称は「ハシケン」。ホームページ http://www.hashikenbase.com

 

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