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初心者のコンポーネント!? 105を堪能しよう!

2018年4月2日

世界のシマノが作るコンポーネント

あなたの愛車についているコンポーネントのモデルは何でしょうか? コンポーネントとは、文字通り、構成要素を意味する言葉で、自転車ではフレームに組み付けていく構成パーツの総称です。自転車コンポーネントの中で、世界最大のシェアを誇るブランドが、日本のシマノです。大阪府堺市に本社を構え、シティサイクルからレース機材に至るまで幅広い自転車部品を製造しています。

ロードのコンポーネントのうち、スポーツバイクのカテゴリーは、明確にグレードが分かれています。ロードバイクの完成車価格が20万円前後ほどのバイクに付いてくるコンポの代表格が105です。正式呼称でイチマルゴと呼びます。初めて買ったロードバイクに付いていることがもっとも多いはずです。

 

上位3グレードは11段変速が特長

シマノ・ロードコンポーネント 変速段数
デュラエース 11
アルテグラ
105
ティアグラ 10
ソラ 9
クラリス 8

トップグレードは、シマノの技術の粋を結集したデュラエースです。ツール・ド・フランスで数多くのトッププロチームが使用し、極限のレース環境でのパフォーマンスを約束します。セカンドグレードがアルテグラです。そして、105が3番目に当たります。どのモデルも、レースでのパフォーマンスを追求して開発されたシマノロードコンポーネントの上位3モデルです。その下位には、ティアグラ、ソラ、クラリス、ターニーと展開されています。

最高峰デュラエース

各グレードの特長は、上位グレードになるほど、軽さや剛性、耐久性が高まる傾向にあります。「アマチュアでレースを目指すなら105までがオススメ」と言われることがありますが、この理由は、変速段数がどれもリア11段であり、シビアなレースシーンで求められる素早く確実なシフト操作を実現する性能を有しているためです。ティアグラは10段変速、ソラは9段変速、クラリスは8段変速です。15年ほど前までは9段変速が最高峰コンポーネントであった時代なので、贅沢な時代になったものです。

 

ホビーレースなら105で十分満足できる

シマノ(SHIMANO) 105 5800

シマノではグレードが異なったとしても、組み合わせが可能なコンポーネントが多くあります。これを互換性と呼びますが、デュラエース、アルテグラ、105は基本的に互換性があるため、レースを目指してより軽くて剛性の高いモデルを選ぼうとした場合、105を選んでおけばパーツごとの計画的なグレードアップが可能です。

プロショップに足を運び、入門用カーボンモデルを見ると、その多くに105が搭載されています。スタッフからも「初心者はまず105から」と言われることがあると思いますが、105はプロ仕様のテクノロジーを色濃く継承するレースコンポーネントです。決して入門グレードではなく、アマチュアレースでの活躍を約束する素晴らしいコンポーネントと断言できます。私も、初めて買ったロードには105が搭載されていました(当時は9段)。そのバイクで、乗鞍をはじめとするヒルクライムレースの年代別で優勝できました。アマチュアレースはもちろん、ロングライドを楽しむことが目的であるなら、105で十分と言えるでしょう。

もちろん、プロスペックのデュラエースやアルテグラに憧れを抱くのは当然ですが、まずは愛車に搭載されている105のスゴさを堪能しましょう。シフティングのスムーズさ、上位グレードに引けを取らない質感など見事です。

愛車に付いているパーツのことを知り、好きになれば、ロードバイクがますます好きになること間違いないでしょう。

 

105の名の由来とは?

最後に、各グレード名の由来についての豆知識を紹介します。1971年に誕生したデュラエースの名は、素材のジュラルミン(Duralumin)と耐久性を意味するデュラビリティ(Durability)に、世界一のコンポという願いを込めた「エース」を組み合わせた造語です。1976年に誕生のアルテグラは、Ultimate(究極)+Integrate(統合)を意味するコンポーネントです。1982年に誕生した105については、当時のダブルレバーSL-A105の型番を継承し、現在では105というグレード名になっています。

 

■記事執筆者:橋本謙司(はしもと・けんじ)

スポーツジャーナリスト。自転車専門誌やランニング専門誌の編集者を経て、現在は、主にライターとカメラマンとして活動。Mt.富士ヒルクライム(一般の部)での総合優勝など、全国各地のヒルクライムレースで優勝多数。愛称は「ハシケン」。ホームページ http://www.hashikenbase.com

 

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