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いまさら聞けないこと

「踏む」から「回す」へのペダリング意識改革

2018年3月19日

「踏む」ではなく「回す」

ペダリングをすることを「ペダルを踏む」という言葉で表現しませんか。確かに、脚を上から下へと動きながら加速しているので、間違った表現ではありません。そもそも、ペダルに足をかけただけで、無意識のうちに自転車を進めている人がほとんどかもしれません。でも、スポーツバイクに乗り出したら、ロングライドやロードレースにチャレンジする時がやってきます。より遠くへ! より速く! そのためには効率的にペダルに力を加えて、自転車を加速させるペダリングスキルを身につけることが大切なのです。

まずは、自転車の構造を簡単に理解しましょう。自転車は、ペダルの付いたクランクを回転させることで加速します。このクランクに大きな力をかけて素早く回せば回すほど、自転車の推進力が増します。そう聞いて勘違いしがちなのが、ペダルをガムシャラに力強く踏み込んでしまうことです。しかし、それでは効率的ではありません。ボールを蹴る時のように、大きな力でキックをすれば遠くに飛んでいくような単純なものではないのです。ペダルを踏むだけのペダリングでは、「頑張っている感」があるだけで効率的なペダリングとは言えません。大切なことは、「踏む」ではなく「回す」という意識に変えながら、クランク位置3時のタイミングで最大の力を加えることです。

 

ロスなく力を伝えるためには?

接線方向と法線方向の簡単な解説

ここで力の方向を示す2つの言葉を学びましょう。接線方向と法線方向です。接線方向とは、クランクの回転軌道に沿って発揮される力の向きです。一方で、法線方向とは、円の中心から外側に向かって(垂直方向)発揮される力の向きです。ロスなく力を伝えるためには、接線方向への入力が大切です。

そのことを理解した上で、身体の構造的に力を最も加えやすいクランクの3時の位置で最大出力を発揮させます。そして、3時以外のタイミングでは力を抜いてあげてクランクの軌道に合わせてスムーズに回します。

試しに力の加え方を意識しながらペダルを回してみましょう。ただ漠然と踏み込んでいた時とは違うスムーズな力の伝達を実感できるはずです。少し意識を変えるだけで、出力(パワー)は向上します。パワーメーターがあれば、出力の変化を数値で実感しながらリアルタイムにペダリングスキルを向上させることもできます。

 

■記事執筆者:橋本謙司(はしもと・けんじ)

スポーツジャーナリスト。自転車専門誌やランニング専門誌の編集者を経て、現在は、主にライターとカメラマンとして活動。Mt.富士ヒルクライム(一般の部)での総合優勝など、全国各地のヒルクライムレースで優勝多数。愛称は「ハシケン」。ホームページ http://www.hashikenbase.com

 

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