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トレーニングアシスト機能を使ってみた! その1 ~利用手順とその特徴~

パワーメーターを手に入れて、「これで科学的で効率的なトレーニングができる」と意気込んでみたものの、実際に使ってみると、ただパワー(W)をチェックするだけに終始してしまっているという人も多いはず。パワートレーニングの世界は、その道のプロコーチがいるように、初心者には少しハードルが高いことは事実です。

しかし、パイオニアのサイクルコンピューターでは、知識がほとんどないパワートレーニング初心者でも本格的なメニュー実践できるようにサポートしてくれています。それが、「トレーニングアシスト」機能です。現在、新型GPSサイクルコンピューターのSGX-CA600はもちろん、SGX-CA500にも搭載されています。

 

トレーニングアシスト機能の利用手順

ここでは、SGX-CA600を使って、トレーニングアシスト機能に取り組んでみます。

まず手順ですが、実施するメニューをデータ解析Webサービス「シクロスフィア」で作成・選択し、Wi-Fi経由でSGX-CA600へ転送します。転送されたメニューは、「トレーニング」→「トレーニングメニー」→「トレーニングアシスト」のフォルダに入っているので、取り組むメニューをセレクトしましょう。

「トレーニングアシスト」機能にはパワートレーニングのメニューが網羅されている

「トレーニングアシスト」機能にはパワートレーニングのメニューが網羅されている

 

メニュー転送時の注意点

転送時の注意点としては、シクロスフィアに接続しているWi-Fi回線とSGX-CA600に接続しているWi-Fi回線が同じであることを事前に確認しておきましょう。また、同期のさいにどうしても「パラメーターの同期ができません」などと表示されるような場合は、一度、SGX-CA600側のシクロスフィアをログインし直してみると解消できます。

シクロスフィア上でセレクトしたメニューはSGX-CA600と同期

シクロスフィア上でセレクトしたメニューはSGX-CA600と同期

 

トレーニングアシスト機能の秀逸な点

さて、今回は、「パワートレーニング入門」の中にある「B2-02:クライミングトレーニング」メニューをやってみます。

パイオニアのトレーニングアシスト機能が秀逸な点は、ただメニューが用意されているだけではなく、そのメニューの概要、目標パワー等の設定方法、取り組み方などが丁寧に説明されていることです。この手厚いサポートはパイオニアならではで、これからパワートレーニングを始める初心者には強い味方になります。メニューの意義や目的を理解することは、ただ数字をなぞらえてメニューをこなすのとは大違いです」。

各メニューに対して、丁寧に解説されているためパワートレーニングのハードルが低い

各メニューに対して、丁寧に解説されているためパワートレーニングのハードルが低い

 

説明が親切

まず、今回のメニューの概要や、詳細、関連する知識(今回なら「パワー値と斜度の関係」など)に目を通しておきましょう。説明はグラフ付きであるなど、とにかく親切です。

メニューの目標パワーやケイデンスなど事細かくアドバイスしてくれる

メニューの目標パワーやケイデンスなど事細かくアドバイスしてくれる

 

取り組むメニューを理解したところで、トレーニング開始です。本体の「トレーニング開始」を押してトレーニングをスタートしましょう。

 

今回は「トレーニングアシスト」機能の実践レポートになりますが、ビギナーにオススメの理由を理解頂けたのではないでしょうか。「これなら私でもできそう」と思ってもらえれば幸いです。

次回は、実際にメニューを進めながら、そのリアルな感想やディスプレイの表示解説などをレポートしていきます。

 

■記事執筆者:橋本謙司(はしもと・けんじ)

スポーツジャーナリスト。自転車専門誌やランニング専門誌の編集者を経て、現在は、主にライターとカメラマンとして活動。Mt.富士ヒルクライム(一般の部)での総合優勝など、全国各地のヒルクライムレースで優勝多数。愛称は「ハシケン」。ホームページ http://www.hashikenbase.com

 

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