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パワーメーター活用

乗鞍ヒルクライムのパワーデータを振り返る パワーデータからわかること Vol. 1

2019年9月9日

ヒルクライムレースやロングライドイベントで自身のパワー(出力)をチェックしながら走ることで、今持てる最大のパフォーマンスを発揮しやすくなります。よくあるミスが、足がフレッシュな序盤に高いパワーを出しすぎて、中盤以降は低調なパワーしか発揮できずに終わってしまったという例です。ヒルクライムレースなら、結果的にタイムは伸び悩んでしまうでしょう。

 

乗鞍ヒルクライムに参加

8月末に開催された乗鞍ヒルクライムに参加してきました。今回のレースでは、レース中も実際にパワーメーターの出力をチェックしながら走りました。結果からいうと、目標タイムには及ばず、パワーデータも低調。目指すところとの大きな差を実感させられる厳しい現実を突きつけられました。

そんなある意味で残念なレース結果でも、レース中のパワーデータを振り返ることは、今後トレーニングを行っていく上で大切です。しっかりと現実を直視することから、次に向けて頑張っていきたいところです。

そもそも、パワーデータからは、「苦しい」などの体の主観的な感覚とは異なり、客観的にレース時のパフォーマンスを知ることができます。また、スタートからゴールまでのパワー曲線をチェックすることで、どれだけ理想的なペーシングができていたかも確認できます。さらに、当時のレース展開も振り返ることができます。

 

SGX-CA600とシクロスフィア

今回のレースでは、パイオニアのGPSサイクルコンピューター「SGX-CA600」でパワーをチェックしていました。

乗鞍ヒルクライムではパイオニア「SGX-CA600」を使用

乗鞍ヒルクライムではパイオニア「SGX-CA600」を使用

 

そしてレース後のデータ確認には、スマートフォンアプリの「シクロスフィアアナリシス」を活用しました。サイクルコンピューターに保存されたデータは、クラウド上のデータ解析ソフト「シクロスフィア」に自動転送され、手元のスマートフォンでも簡単にデータを振り返ることができます。レース会場ですぐに振り返ることができるため便利です。

シクロスフィアにアップロードされたデータは、パソコンとスマートフォンの双方から確認できます。パソコンではより詳しい解析が可能ですが、スマートフォンアプリからでも、その場で結果を振り返るには十分なデータをチェックできます。

シクロスフィアのスマートフォンアプリで乗鞍ヒルクライム2019の結果をチェック

シクロスフィアのスマートフォンアプリで乗鞍ヒルクライム2019の結果をチェック

 

1時間2分52秒(正式結果は1時間2分46秒)、平均パワーは257.6W. パワーウエイトレシオ(PWR, 体重1kgあたりの出力=ヒルクライムレースでは重要な指標)は4.2倍(4.2W/kg)でした。また、過去のパワーデータの蓄積から導かれたMMPグラフと今回の時間ごとのパワーさえ、アプリからチェックできてしまいます。

 

セグメントの登録

もし今回走ったコースが初めてで、今後も走る機会があると思えば、コースをセグメント登録しておきましょう。アプリから簡単に登録できます。今後、トレーニングやレースで同じ区間を走ったさいに、データを自動的に比較できるため便利な機能です。

シクロスフィアのスマートフォンアプリでセグメントを登録

シクロスフィアのスマートフォンアプリでセグメントを登録

 

序盤のパワーが高すぎた

さて、アプリで見るレースデータからは、明らかに序盤4~5分間のパワーが高すぎたことがわかります。スタートから4分20秒の時点で340W, PWRは5.5倍(5.5W/kg)も出ており、明らかなオーバーペースです。ヒルクライムレースの鉄則である「序盤飛ばしすぎない」を守れていませんでした。しかし、これにはレース展開も絡んでくるため難しいところです。

このあたりの考察については、パソコン上のシクロスフィアを開きながら、次回の「乗鞍ヒルクライムのパワーデータを振り返る」で紹介していきます。

 

■記事執筆者:橋本謙司(はしもと・けんじ)

スポーツジャーナリスト。自転車専門誌やランニング専門誌の編集者を経て、現在は、主にライターとカメラマンとして活動。Mt.富士ヒルクライム(一般の部)での総合優勝など、全国各地のヒルクライムレースで優勝多数。愛称は「ハシケン」。ホームページ http://www.hashikenbase.com

 

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