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パワーメーター活用

正しいパワーの測定に欠かせない「校正」を習慣化しよう

2019年5月6日

運動強度の指標は大いに役立つ

心拍数とパワー。心拍数は、運動に対する身体負荷を表す数値であるのに対して、パワー(出力)はペダリング時の仕事量そのものを表した数値という違いがあります。しかし、どちらも運動強度を示す指標として広く知られています。

運動強度を知ることで、経験がないビギナーでもロングライドやヒルクライムでの理想的なペースコントロールに役立ちます。序盤に飛ばしすぎて、終盤にガクッとペースダウンするような失敗がなくなるでしょう。

とくにパワーは、自分自身の客観的な体力レベルを知ることもできます。レースに向けては、目標を達成するために必要なパワーがわかるため、トレーニングでやるべきことが明確になります。

パイオニアのクランク測定型のパワーセンサー

パイオニアのクランク測定型のパワーセンサー

 

正しい指標に欠かせない校正作業

近年、パワーメーターは安価なモデルも増え、パワーメーターユーザーも多いことでしょう。

ところで、日頃パワーメーターを正しく使えているでしょうか。今回は、せっかくのパワーメーターを正しく使用するための「校正」についてお話しします。

精密機器であるパワーメーターは、使用前に「校正」という作業が必要です。パワー自体は校正作業をしなくても表示されるため、これまで校正を行ったことがない人もいるかもしれません。しかし、それではわずかなパワーの変化も測定してくれるパワーメーターを活かしきれません。

パイオニア新型GPSサイクルコンピューター「SGX-CA600」校正を終えてからパワーを表示させよう

校正を終えてからパワーを表示させよう

 

環境変化によって誤差が生じている

パワーメーターは使用する環境によって、測定誤差が生じます。

寒暖差だけでなく、バイクの一部のパーツを交換しただけでも誤差が生じる可能性があります。具体的には、ホイールやスプロケットを交換した時や、チェーンリングを交換した時には、必ず校正が必要です。

さらに、標高差によっても変化が起きやすいです。決戦ホイールに交換したり、高地環境に移動したりすることがあるヒルクライムレースでは、レース前のパワーメーター校正は必須の作業と言えます。

この他にも、長く使い続けていると徐々に正しい測定値からズレが生まれてしまいます。ですから、日々、走り出す前にパワーメーターの校正作業を行うことが大切なのです。

 

校正作業を習慣化しよう

以前、パワーメーターの校正作業は、わかりにくく手間がかかりましたが、最近のサイクルコンピューターは作業が簡素化されています。

中でも、「日々のライドの前に校正を忘れにくい」という視点から、パイオニアのGPSサイクルコンピューター「SGX-CA600」はオススメです。サイクルコンピューターのトップ画面に「校正」アイコンがデフォルトされているため、走り出す前の校正作業の習慣がつきます。

トップ画面に「校正」アイコンのあるパイオニアのGPSサイクルコンピューターSGX-CA600

トップ画面に「校正」アイコンのあるパイオニアのGPSサイクルコンピューターSGX-CA600

 

パイオニアのペダリングモニターでは、1ヶ月に1度の頻度、気温が4℃以上変化した時に校正を行うように推奨しています。

 

今回はパワーメーターの校正作業の大切さを紹介しました。自身のパフォーマンスレベルを正確に把握し、パワーを指標にした効率的なトレーニングを実施するためにも、校正はやった方がいい作業ではなく、必須の作業と言えます。次回は、実際にSGX-CA600を使ってパワーメーターの校正作業を紹介します。

 

■記事執筆者:橋本謙司(はしもと・けんじ)

スポーツジャーナリスト。自転車専門誌やランニング専門誌の編集者を経て、現在は、主にライターとカメラマンとして活動。Mt.富士ヒルクライム(一般の部)での総合優勝など、全国各地のヒルクライムレースで優勝多数。愛称は「ハシケン」。ホームページ http://www.hashikenbase.com

 

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