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Zwiftとスマートトレーナー ~室内にいながらリアルライド~

バーチャルライドを楽しめるアプリケーションZwift

インドアトレーナーは、いつでも気軽にフィットネスを楽しめる魅力がある一方で、変化がなく飽きやすい点がデメリットでした。そんなインドアトレーニングに革命をもたらしたのが、バーチャルライドを楽しめるアプリケーション「Zwift(ズイフト)」です。勾配変化、空気抵抗など、実際に屋外を走っているときの感覚を再現し、そこにゲーム感覚のアクションを融合し、誕生からわずか3年で世界的なムーブメントを巻き起こしています。世界中のサイクリストとグループライドができ、毎日のようにレースイベントが開催されいています。レベルに合ったイベントに参加することはもちろん、憧れの現役プロ選手と勝負できたりと、実世界では体験できない夢のライドも楽しめてしまうのです。フミこと日本の別府史之選手(Trek-Segafredo)も頻繁に参加しています。

©Zwift公式より 走力レベルに応じた様々なグループライドに参加できる

©Zwift公式より 走力レベルに応じた様々なグループライドに参加できる

 

本格的なトレーニングでパフォーマンスを高めることもできる

本格的なトレーニングでパフォーマンスを高めることもできる

 

スマートトレーナー

このZwiftと共に注目されたのが、スマートトレーナーです。Zwiftのコースの勾配変化にリアルタイムに対応する形で、ANT+やBluetoothという通信規格を介してトレーナーの負荷が変化する自動負荷システム搭載が特徴です。スマートトレーナーの誕生以前は、勾配の変化に合わせて、いちいちトレーナー側の負荷装置を手動で切り替えていたものです。

©Zwift公式より

©Zwift公式より

 

Wahoo Fitness

さて、現在では多くのメーカーからスマートトレーナーが登場し、ユーザーは自身に合った価格や性能のモデルを選べるようになっています。今回は、よりリアリティを追求できるモデルとして、Team Skyへのトレーナ―サポートでも知られるWahoo Fitness(ワフーフィットネス)のスマートトレーナーを紹介しましょう。ワフーは静粛性や堅牢性はもちろん、ペダリング時のフィーリングが極めて実走に近いレベルです。そして、勾配の変化に応じて、トルクが変化するだけでなく、実際にバイク自体が傾斜するシステムも実現しています(別途、KICKR CLIMBの導入が必要)。さらに、速度に応じて、風圧を変化させる(別途、HEADWINDの導入が必要)など、どこまでも革新的なスマートトレーナーとして注目されています。

©Zwift公式より バイク自体の傾斜が変化するため、筋肉の使い方も実走と同じだ

©Zwift公式より バイク自体の傾斜が変化するため、筋肉の使い方も実走と同じだ

 

このように、スマートトレーナーの進化、そこにバーチャルならではのゲーム感覚の要素を融合した最近のインドアトレーニング。本格的なトレーニングを求めるシリアスユーザーだけでなく、ダイエット目的やバーチャルゲーム感覚で楽しむサイクリストへの人気は高まるばかりなのです。

 

■記事執筆者:橋本謙司(はしもと・けんじ)

スポーツジャーナリスト。自転車専門誌やランニング専門誌の編集者を経て、現在は、主にライターとカメラマンとして活動。Mt.富士ヒルクライム(一般の部)での総合優勝など、全国各地のヒルクライムレースで優勝多数。愛称は「ハシケン」。ホームページ http://www.hashikenbase.com

 

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