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どれだけの強度で走ったのかをパワー分布(ヒストグラム)が教えてくれる

ライド後のデータの振り返りは純粋に楽しい

週末のライド後に、自身の走行データを振り返ることがあると思います。サイクルコンピューター上に表示される距離や平均スピードなどのデータをチェックすることは、一つの楽しみであり、達成感も得られます。ダイエット中であれば、どれだけのエネルギーを消費できたのかを数値で確認できれば、モチベーションにもつながるでしょう。

そして、パワーメーターなら、パワー(出力)からより多くの情報を記録してくれます。ライド中の自身のパワーを計測してくれるパイオニアのパワーセンサーなら、最高パワー、平均パワー、さらには各地点での出力を振り返ることもできます。

パイオニアのサイクルコンピューター

 

シクロスフィアで様々なパワーデータを確認できる

レース志向ではない、ロングライドを楽しく走りたいサイクリストにとってのパワーメーターの活用方法は、自分自身の限界パワーを超えない強度をチェックしながら走ることです。そうすることで、ロングライドの途中で急激な疲労感に襲われたり、終盤に苦しむことなく最後までライドを楽しめるようになります。

筆者も日頃から使用しているパイオニアのパワーメーターは、他ブランドのパワーメーターに比べて、ライド後の走行データを細かく確認でき、かつ見やすい点が魅力です。専用のデータ解析Webサービス「Cyclo-Sphere(シクロスフィア)」では、走行データをまとめたサマリー、走行中のパワー変動を示したグラフ、走行ルートの表示などを自由にカスタマイズできます。

シクロスフィアはライド中の多くの情報をわかりやすく表示してくれる

シクロスフィアはライド中の多くの情報をわかりやすく表示してくれる

 

ヒストグラムで走行中のパワー分布がわかる

今回注目したい機能は「ヒストグラム」です。これは、ライド中に特定のパワーでどれだけの時間(距離)走っていたかを統計データとして表示してくれる機能です。つまり、全体のライドの中で、強度別のパワー分布をグラフで示してくれるのです。

例えば、下のヒストグラムからは128~160Wの強度で約40分間走行していたことが一目でわかります。ロングライドでペーシングとして活用する場合、自身の体力の限界パワー以上の強度で走る時間(ボリューム)を減らすように心がけましょう。パワーをセーブしながら走ることで、効率的な走りをサポートしてくれます。

ヒストグラムで、走行中の強度のバランスをチェックできる

ヒストグラムで、走行中の強度のバランスをチェックできる

 

今回は、ライド後にデータの振り返ることで、ロングライドでのペーシングやスタミナ切れ防止に役立つ「ヒストグラム」に注目してみました。次回のライド時にヒストグラムをチェックしてみましょう。

 

■記事執筆者:橋本謙司(はしもと・けんじ)

スポーツジャーナリスト。自転車専門誌やランニング専門誌の編集者を経て、現在は、主にライターとカメラマンとして活動。Mt.富士ヒルクライム(一般の部)での総合優勝など、全国各地のヒルクライムレースで優勝多数。愛称は「ハシケン」。ホームページ http://www.hashikenbase.com

 

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