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自転車のいじり方

タイヤの寿命を延ばすメンテ&保管術

2019年3月4日

走りの性能を大きく変えるタイヤは、ビギナーが初めにグレードアップを図りたいアイテムのひとつでしょう。20万円ほどの完成車に付いてくるタイヤ(クリンチャータイプ)の相場は1本3~4千円ほどです。それが、各ブランドのトップモデルになると、6~9千円ほどします。この価格差に、転がりの良さ、グリップ力や耐パンク性能の高さなどハイエンドタイヤに求められる性能が詰まっています。

これらの性能をしっかりと引き出すためには、日頃タイヤのコンディションを良好に保ちつつ、寿命も把握しておくことが必要です。

 

タイヤの寿命は目視でチェックする

まずは、タイヤの寿命の目安について紹介します。

タイヤは、加速、停止、コーナーリングのさいに、トレッド面をわずかに削りながらグリップ力を発揮しています。つまり、走れば走るほどトレッドが摩耗していく運命にあります。

この摩耗が進んでいくと、転がり抵抗が増したり、パンクのリスクが高まってったりし、いつか寿命を迎えることになります。モデルによっては、性能を発揮できる目安の走行距離が明記されていることもありますが、走行環境によっても変わってきます。

そこで、目安としてチェックしたい点が、タイヤのトレッド先端の減り具合です。丸みがなくなり平らになってしまっているようなら、そろそろ寿命と考えてよいでしょう。

また、摩耗度合いを示す穴(インジケーター)が掘られているモデルもあるので、擦り減っているようなら交換しましょう。

タイヤのトレッド面にインジケーターが付いているモデルも多い

タイヤのトレッド面にインジケーターが付いているモデルも多い

 

このほか、ほとんど乗っていなくても、年単位の経年劣化を起こしているとゴムの硬化とヒビ割れが進んでしまうので注意が必要です。

 

日々のメンテとタイヤローテーション

続いて、せっかくの高性能タイヤの能力を発揮させ、ロングライフを可能にするメンテナンス術を紹介しましょう。

ひとつ目が、普段のライドの後に、タイヤ表面の汚れをウエス(雑巾)で拭き取り、綺麗にしておくだけでゴムの劣化を防ぐことができます。

雨の日など悪天候下で走った後、タイヤ表面を拭き取るだけでタイヤの劣化を防げる

雨の日など悪天候下で走った後、タイヤ表面を拭き取るだけでタイヤの劣化を防げる

 

2つ目が、タイヤ交換のさいに、前輪を後輪へローテーションさせるテクニックです。タイヤの前後で摩耗スピードが異なり、一般的に後輪の摩耗が早くなります。この時、前輪に付いているタイヤを後輪へ、新品のタイヤを前輪に履かせましょう。グリップ力が大切な前輪には、できる限り新しいタイヤを履かせたいところです。タイヤを上手にローテーションさせることで効率的にタイヤ性能を引き出すことができます。

タイヤ交換の際は、前輪に付いているタイヤを後輪へ、新品のタイヤを前輪に履かせてローテーションを行うとロングライフにつながる

タイヤ交換の際は、前輪に付いているタイヤを後輪へ、新品のタイヤを前輪に履かせてローテーションを行うとロングライフにつながる

 

長期保管するときのコツ

3つ目が、数ヶ月に渡ってバイクを保管する時に、地面からタイヤを浮かしておくテクニックです。時間とともに徐々にタイヤの空気が抜けてバイクの重さによってタイヤが潰れてしまうと、タイヤの変形に繋がるので注意しましょう。バイクラックにかける、ホイールを外して吊すなど、タイヤにストレスが掛からない環境を作ることがおすすめです。

長期間乗らない場合は、バイクラックにかけておくとタイヤの変形を防げる

長期間乗らない場合は、バイクラックにかけておくとタイヤの変形を防げる

 

このほか、タイヤを長期保存する場合は、紫外線の当たりにくい暗室に保管し、タイヤをサランラップで包装し、ジップロックなどに入れて空気に触れさせないようにすると安心です。

 

■記事執筆者:橋本謙司(はしもと・けんじ)

スポーツジャーナリスト。自転車専門誌やランニング専門誌の編集者を経て、現在は、主にライターとカメラマンとして活動。Mt.富士ヒルクライム(一般の部)での総合優勝など、全国各地のヒルクライムレースで優勝多数。愛称は「ハシケン」。ホームページ http://www.hashikenbase.com

 

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