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自転車のいじり方

初心者でもできる チェーンのセルフメンテ

2019年2月18日

「チェーンがギトギトして黒ずんでしまっている!」 大切な愛車のチェーンがこんな状態になっていませんか。高級なロードバイクも、これでは悲しいですね。ここでは、ビギナー向けのチェーンのお手軽メンテナンス方法を紹介します。ロングライドを楽しんだら、少しだけ愛車をいたわってあげましょう!

 

メイク落としをせずに重ねメイクをする!?

チェーンのメンテナンスを行うとき、チェーンの黒ずんだ汚れを取らずにチェーンオイル(潤滑油)の上塗りをしていませんか!? これを例えるなら、女性が古いメイクを落とさずに毎日重ね塗りをするようなものです。

さらに、ベテランにもよくあるミスが、揮発性に優れるパーツクリーナーで洗浄してからチェーンオイルを塗布しているケース。一見、表面的にはチェーンの汚れが落ちているように見えて、実はチェーンのコマの中の汚れがかき乱されただけ。この状態でオイルを塗ってしまっては、古いメイクを落としきれていないまま再びメイクをするようなものです。

 

注油の前に、きちんと汚れを落とすことがチェーンメンテのすべて

正しいチェーンのメンテナンス手順は、非乾燥性の洗浄剤で汚れを分解した上で、その汚れを流し落としてから最後にチェーンクリーナーを吹き付けることです。揮発性ではなく非乾燥性であることがポイントです!

チェーン掃除の基本は、オイルを塗る前に、チェーンの隙間に詰まった汚れをしっかりと落としておくことです。汚れが残ったままでは、次に走ったときに、またすぐにチェーンが黒ずんできます。

 

ひとコマずつ丁寧に潤滑させよう

チェーンの汚れを落としたら、最後の仕上げにチェーンオイルを塗布します。潤滑の目的は、金属同士の接触による摩擦を抑えて、駆動抵抗を軽減することです。ここでのポイントは、オイルを噴射(塗布)する場所を意識することです。チェーンの上面のコマの部分を目がけて注油しましょう。側面のプレートにオイルを塗っても、潤滑効果はありません。そして、注油はケチらずに、チェーンのコマひとつひとつに浸透させるイメージで丁寧に行うことです。しっかりと油が浸透しかたどうかは、コマを摘んだときにスムーズに転がるかどうかで判断できます。注油後に15分ほど放置してから空転させるとオイルがしっかり馴染みます。

最後に、チェーンのコマから溢れたオイルを、ウエス等でしっかりと拭き取れば完了です。チェーンから溢れたオイルを拭き取らないと、砂ぼこりが付着して黒ずんでしまうので注意しましょう。

 

チェーンのセルフメンテの実例

ここでは、実際に「WAKO’S」(ワコーズ)と「KURE」(クレ)のケミカルシリーズを使用してメンテナンスをしていきます。ポイントを押さえれば簡単です!

左から、チェーンクリーナー、マルチクリーナー、潤滑油、ウエス

左から、チェーンクリーナー、マルチクリーナー、潤滑油、ウエス

 

1.汚れを分解

ワコーズの「チェーンクリーナー」を使って、チェーンを逆回転させながら噴射して汚れを分解していきます。時間をかけて汚れを浮かしていく非乾燥性クリーナーである点がポイントです。

ウエスでチェーンをつまむようにして、クランクを逆回転させながら噴射する

ウエスでチェーンをつまむようにして、クランクを逆回転させながら噴射する

 

頑固な固着した油汚れは、ブラシを使ってコマの隙間から掻き出そう

頑固な固着した油汚れは、ブラシを使ってコマの隙間から掻き出そう

 

2.汚れを洗い流す

分解した汚れは、屋外なら水で洗い流しましょう。ただ、ワコーズの「フォーミングマルチクリーナー」を使えば、室内でも洗い流しと同じ役割をしてくれるのでとても便利です。水なし簡単洗浄剤として活躍してくれます。

汚れを分解して浮かび上がらせる効果がある

汚れを分解して浮かび上がらせる効果がある

 

3.注油

チェーン専用の潤滑油(KUREのチェーンルブドライを使用)をコマひとつひとつに刺すように、丁寧に注油します。最後に溢れたオイルをウエスでしっかりと拭き取れば終わりです。

丁寧に注油

丁寧に注油

 

洗浄前のチェーンは黒ずんでギトギトしていた

洗浄前のチェーンは黒ずんでギトギトしていた

 

15分ほどのメンテナンスを終えて生まれ変わったチェーン

15分ほどのメンテナスを終えて生まれ変わったチェーン

 

いかがでしたでしょうか。できているようで、実は正しくできていないことが多いチェーンの洗浄と注油。慣れてしまえば、手順はとてもシンプル。次回の週末ライドまで、チェーンのメンテナンスにチャレンジしてみましょう。

 

■記事執筆者:橋本謙司(はしもと・けんじ)

スポーツジャーナリスト。自転車専門誌やランニング専門誌の編集者を経て、現在は、主にライターとカメラマンとして活動。Mt.富士ヒルクライム(一般の部)での総合優勝など、全国各地のヒルクライムレースで優勝多数。愛称は「ハシケン」。ホームページ http://www.hashikenbase.com

 

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