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自転車のいじり方

ヒルクライムポジションの作り方

2018年9月24日

基本はあらゆるシーンに対応するポジション

スポーツバイクでは、バイクの上でのポジションが大切であることは言うまでもありません。適正なサドルの高さ、ハンドルまでの距離など、カラダとバイクをフィットさせることで、長時間パフォーマンスを発揮できるようになります。これから長くスポーツバイクを楽しむ上で、フィッティングは欠かせません。

ところで、フィッティングは、あらゆるシチュエーションにおいて快適に速く走れるポジションを見つけていくものです。ショップなどで専用のフィッティングマシンを利用してポジションを出す時には、事前にどのようなスタイルでスポーツバイクを乗るのか(ロングライド派なのかレース派なのかなど)を聞かれることがあります。しかし、いずれにしても、基本的にはどのようなシチュエーションにも対応するポジションに収めていくことがほとんどです。

あらゆるシーンに対応するポジションがフィッテイングの基本

あらゆるシーンに対応するポジションがフィッテイングの基本

 

短時間で高いパワーを発揮できるヒルクライムポジション

今回は、いわゆるベーシックなフィッティングによって調整されたポジションを少し工夫することで、ヒルクライムでよりパフォーマンスを発揮しやすいポジションへ微調整してみましょう。1~2時間の比較的短い時間、高いパワーを発揮するためのセッティングです。私も普段、ヒルクライムレースを走る時に実践しています。

ヒルクライムではややアップライトなポジションが好まれるので、よくハンドルを高めにセッティングしたり、ブラケットの位置をカラダに近づけるセッティングをすることがあります。しかし、体幹を使って前傾フォームを作れるのであれば、あえてハンドルを近づける必要はなく、前傾フォームで力強くペダルを踏みこめた方がベストです。

必ずしもアップライトなセッティングにしなくても、ポジションを変えることで対応できる

必ずしもアップライトなセッティングにしなくても、ポジションを変えることで対応できる

 

サドルを前下がりにすると坂道でメリットが多い

今回は、ヒルクライム時の坂道の傾斜に合わせたサドルの前後位置とサドルの角度にフォーカスします。まず、ヒルクライムでは、通常よりもやや前方へサドルを調整しましょう。クランクの上死点から踏み込みやすくなります。さらに、サドルの角度をやや前下がりにセッティングします。サドルを前下がりにすることで、さらにペダルに体重を乗せやすくなります。また、前下がりのサドルに座ることで、骨盤が前傾します。すると、大腿四頭筋だけでなくお尻の筋肉(臀筋)も動員しやすくなることが実感できるでしょう。

また、坂道ではバイク自体も傾き、カラダが起き上がりやすくなります。サドルを前下がりにすることで、坂道でも前傾フォームをキープしやすくなります。

サドルを地面に対してやや前下がりにするとヒルクライムに対応しやすい

サドルを地面に対してやや前下がりにするとヒルクライムに対応しやすい

 

前下がりにした分だけ、ややサドルを上げよう

最後に、サドルを前下がりにした分、ややサドルの高さを上げてペダルととサドルまでの距離を補正してあげましょう。

サドルを前下がりにセッティングするヒルクライムポジションは、ロングライドなど長時間走り続けるには身体への負担が大きなフォームですが、短時間のヒルクライムレースなら、高いパワーを発揮しやすいセッティングです。

 

■記事執筆者:橋本謙司(はしもと・けんじ)

スポーツジャーナリスト。自転車専門誌やランニング専門誌の編集者を経て、現在は、主にライターとカメラマンとして活動。Mt.富士ヒルクライム(一般の部)での総合優勝など、全国各地のヒルクライムレースで優勝多数。愛称は「ハシケン」。ホームページ http://www.hashikenbase.com

 

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