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自転車のいじり方

中途半端な機材チェックは落とし穴!? 後悔はしたくない!

2018年9月10日

乗鞍でサドルが取れるトラブル発生! 後悔しても後の祭り

今年もすでに秋の気配ですが、先日は、アマチュアレーサーのヒルクライム日本一を決める「マウンテンサイクリングin乗鞍」が開催されました。精鋭が集ったチャンピオンクラスは、通算8度の優勝を誇る“山の神”森本誠さんを破った中村俊介さんが初優勝を果たしました。ハシケンこと筆者の私も、1年で最大の目標にしているこのレースに13年連続で参加。自己ベスト更新を目指して中盤まで先頭集団で走っていましたが、まさかのアクシデントが発生! なんとサドルが取れてしまったのです。過去100レース近いヒルクライムを走ってきた中で初めての経験に頭は真っ白に! サドルがないまま、残り8kmを全てダンシングで走らざるを得ませんでした……。悔しい! また、注目された優勝候補のひとりもパンクのトラブルに遭うなど、悲喜交々、様々なドラマが生まれた今年の乗鞍でした。

今年は中村俊介さん(中央)が乗鞍のタイトルを獲得した

今年は中村俊介さん(中央)が乗鞍のタイトルを獲得した

 

機材スポーツでもあるスポーツバイクでは、「機材トラブルも実力のうち」といわれます。でも、結果はどうあれ、できれば持てる力を100%発揮したいですよね。今年も、まだまだ「赤城山ヒルクライム」など人気大会が続きます。「サイクリングしまなみ」などロングライドイベントはこれからが本格的なシーズンです。ここでは、後悔しないためのイベント参加前の愛車の点検について紹介します!

4000人近い参加者が駆け上がった乗鞍ヒルクライム

4000人近い参加者が駆け上がった乗鞍ヒルクライム

 

ネジの緩みを見逃さず、徹底的にチェックしよう

最初のチェックポイントはサドルです! サドルが取れないように、サドルとシートポストをクランプするヤグラのネジが緩んでいないかチェックしましょう。レースでは、いつも以上に負荷がかかるので、わずかな緩みが致命傷になってしまいます。

そして、サドルに限らず、イベント参加前には必ず、各ボルト(ネジ)を増し締めしておきたいです。ハンドルやステム、ブレーキまわり、シートポストのクランプ部分などの増し締めはルーティン作業にしましょう。

サドルのヤグラに緩みがないか必ずチェック

サドルのヤグラに緩みがないか必ずチェック

 

また、軽量パーツを使うことが多いヒルクライムレースでは、耐久性が低いものもあります。タイヤの摩耗具合をチェックし、タイヤの表面に異物が刺さっていないかなど入念にチェックをしましょう。このほか、変速調整も必須です。よくレース中にカラカラと音を立てながら走っている人を見かけます。変速がバシッと決まらないほどストレスになるものはありません。そして、点検時にはレースと同じトルク感で確認しておきましょう。

このほか、クリートの固定ネジの緩みも忘れがちです。クリート自体がすり減っていれば、きちんと交換しておきたいです。

 

まさかのバッテリーや電池切れに注意しよう

イベント参加前の点検項目はまだまだあります。後悔しないためには、80%ではなく100%の準備をして挑みましょう。よくある失敗談が、電動コンポーネントのバッテリー切れです。作動せず変速ができないなんていうことがないように注意しましょう。パワーメーターやサイクルコンピューターの電池切れも然りです。ロングライドイベントでは装着必須のライトの電池切れもよくある初歩的なミスです。

電動コンポーネントのバッテリーやライトなどの充電を忘れないようにしたい

電動コンポーネントのバッテリーやライトなどの充電を忘れないようにしたい

 

イベント参加前の機材チェックについて実体験をふまえてアドバイスさせていただきました。意外にチェック項目は多いですね。機材のアクシデントは、時として自分だけの問題ではなく周囲の参加者にも迷惑をかけてしまう可能性もあります。100%の準備をして全力でイベントを満喫したいですね!

 

■記事執筆者:橋本謙司(はしもと・けんじ)

スポーツジャーナリスト。自転車専門誌やランニング専門誌の編集者を経て、現在は、主にライターとカメラマンとして活動。Mt.富士ヒルクライム(一般の部)での総合優勝など、全国各地のヒルクライムレースで優勝多数。愛称は「ハシケン」。ホームページ http://www.hashikenbase.com

 

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