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GPSサイコンの使い方

「ラップリスト」を試してみた! ~SGX-CA600ファームウェアのアップデート~

2020年1月27日

近年の中級機以上のサイクルコンピューターはGPS搭載が標準になっており、多機能化が進んでいます。ユーザーにとってはうれしい一方で、使いこなせないという声もよく聞かれます。私自身もこれまで多様なサイクルコンピューターを変遷してきましたが、ひとつのモデルを使いこなすためには、やはり長期的に使うことが大切であると実感しています。

現在、ガーミン、Wahoo、エクスプローバーなど5つのサイクルコンピューターを所有していますが、ほぼ主力として活躍しているモデルがパイオニアのSGX-CA600です。2019年1月の発売当初からちょうど1年使い続けてきたわけですが、他のモデルと比較してファームウェアのアップデートの頻度が多く、常に使いやすさが追求され、ほしかった機能が増えている点が最大の魅力です。

 

ラップリストとは?

今回は、最新のアップデートにより加わったいくつかの機能のうち「ラップリスト」を試しました。これは、「オートラップ機能」によって計測したラップデータを、リアルタイムにディスプレイに一覧表示してくれる機能です。

そもそも、「オートラップ機能」は、事前に設定した「一定の距離ごと」「一定の時間ごと」そして「地点の通過ごと」に自動でラップを計測してくれる便利な機能です。

一定の距離や時間ごとの設定では、ヒルクライムやロングライドなどワンウェイコースでのペーシングの指標として活用できます。一方で、「地点通過ごと」の設定では、周回コースを走るシーンで重宝できます。エンデューロやクリテリウムレースに参加するさいは、必ず事前に設定しておきたい機能と言えます。

まずはシーンに応じてオートラップ機能を設定

まずはシーンに応じてオートラップ機能を設定

 

周回コース走行してみた

さて、前述の「ラップリスト」ですが、これらのラップデータを一覧で表示してくれるため、ラップごとのタイムやパワー、心拍数などを比較することができます。ファームウェアのアップデート以前は、SGX-CA600にラップリスト機能はなく、走行中に過去のラップを何個も振り返って比較することができませんでした(前回のラップデータを表示する機能はありました)。

今回、実際に短い周回コースで「地点通過ごと」の設定にしたオートラップ機能を有効にしたSGX-CA600で走行してみました。ディスプレイには「ラップリスト」を表示しています。

周回コースに入り、ラップボタンを押して計測開始。1周するごとにラップを押した地点で自動的にラップが記録されていきます。ラップリストには、最新のラップが上段に追加されるかたちで周回ごとのラップタイムとデータ(ラップ平均パワー/NP/心拍数などを事前に選択できる)が表示されていきます。

ラップリスト以外にも、必要なデータを表示できる

ラップリスト以外にも、必要なデータを表示できる

 

最大7ラップが一覧で表示でき、ラップごとの各種データを比較できるため、ペーシングの指標になります。また実走以外でも、インドアトレーニングでインターバルメニューを行うさいに、過去の数値と比較しながらメニューに取り組むこともできます(『一定時間ごと』のオートラップ機能に設定しておく必要あり)。画面表示に、ラップリスト以外にリアルタイムのパワーや心拍数を表示させておけば、現在と過去のデータを常に比較しながら走り続けることができる点が魅力です。

発売から丸1年。周囲でもSGX-CA600ユーザーが増えていることを実感

発売から丸1年。周囲でもSGX-CA600ユーザーが増えていることを実感

 

このように、過去のすべてのラップデータをロギング中(走行中)にチェックできる「ラップリスト」。実は多くのユーザーからの要望をファームウェアのアップデートにより実現した機能でもあります。ますます使い勝手が良くなったSGX-CA600、個人的にもオススメできます。

 

■記事執筆者:橋本謙司(はしもと・けんじ)

スポーツジャーナリスト。自転車専門誌やランニング専門誌の編集者を経て、現在は、主にライターとカメラマンとして活動。Mt.富士ヒルクライム(一般の部)での総合優勝など、全国各地のヒルクライムレースで優勝多数。愛称は「ハシケン」。ホームページ http://www.hashikenbase.com

 

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