らくライド

ロードバイクをらくしく乗るためのサイト

あなたの写真を載せてみませんか?写真を投稿する

GPSサイコンの使い方

「到着予想時間」を試してみた! ~SGX-CA600ファームウェアのアップデート~

2019年12月16日

GPSによる地形、速度、風速などの複数のデータを駆使し、独自のアルゴリズムによって導くことが可能なバーチャルパワー。パワーメーターを持っていない初心者にとって、自分自身の仮想パワー(出力)がわかることは魅力的です。この新機能を搭載する最先端サイクルコンピューターであるパイオニアのSGX-CA600には、もうひとつオススメの機能があります。最先端のナビゲーション機能です。具体的にどのように最先端なのか、実際のライドでの率直な使用感ととともに使い方を紹介しましょう。

 

ロングライドでの到着予想時間がより正確に!?

SGX-CA600には、カラーディスプレイによる高精度なナビゲーション機能が搭載されています。そこに追加された新機能が「到着予想時間」です。これまでも到着予想時間が表示されるサイクルコンピューターはありましたが、そのほとんどが距離から平均速度を割って算出した単純なものでした。SGX-CA600では、地形や風速、さらには過去の自分自身の走行ログを元にしたパフォーマンスデータであるMMP(Mean Maximal Power:平均最大パワー)を元に導いています。このため、より現実的で正確な到着予想時間が期待できます。

地形、風速、現在のパワー、過去のパワーを総合的に計算して求めている

地形、風速、現在のパワー、過去のパワーを総合的に計算して求めている

 

まずはルートを作成し転送する

ライド前の準備としては、出発地から目的地までのルートを作成し、そのデータをSGX-CA600に転送します。このルート作成&転送方法の手順については、パイオニアの公式サイトで展開されている「SGX-CA600 使いこなしガイド」で丁寧に説明されていますのでオススメです。私自身も、各種設定で迷った時は活用しています。

「SGX-CA600 使いこなしガイド」は、ユーザーの疑問を解消してくれる

SGX-CA600 使いこなしガイド」は、ユーザーの疑問を解消してくれる

 

スマートフォンで作業ができてパソコンいらず

今回は、スマートフォンだけでルート作成&転送が可能な方法で試してみました。使用するアプリは「Easy Route(イージールート)」です。今回、はじめての使用でしたが、迷うことなく約60kmのオリジナルルートを引くことができました。作業時のポイントは、作成条件を「車」ではなく、「徒歩」または「自転車」に切り替えることと、焦らずに徐々にルートを引いていくことでしょうか。ルートが完成したら、データ(TCXまたはFIT形式)をCyclo-Sphere Control Appへ転送します。この手順も画面に従うだけなので難しくありません。

実際、アプリのダウンロードからルート転送、SGX-CA600への取り込み完了までに要した時間は15分ほどでした。慣れれば、もっと短時間で作業できるでしょう。

スマートフォンだけでルート作成&転送作業できる「Easy Route」(イージールート)

スマートフォンだけでルート作成&転送作業できる「Easy Route(イージールート)」

 

Cyclo-Sphere Control Appからルートデータを転送

Cyclo-Sphere Control Appからルートデータを転送

 

正確性の高い到着予想時間を導いてくれる

さて、ライドの準備が完了し、いよいよ出発です。今回のルートを選択しナビゲーションをスタートさせると、各項目の上に「Clock D(到着予想時間)」や「Time D(到着残り時間)」というように到着予想時間が表示されました。ちなみに、Dとは「Destination(目的地)」のことです。

午前スタートの時点では、60km先の目的地の到着予想時間は午後12時57分、所要時間は2時間44分と表示されました。走り始めると、やや頑張って走っていた序盤こそ、到着予想時間が15分ほど早まっていきましたが、中盤以降は再び13時ごろを表示するように変わっていきました。ここからは、現時点でのパワーデータだけでなく、過去のパワーデータ(パワープロファイル)も計算に入れていることがわかります。

ナビゲーションマップの上に、(左から)現在時刻、到着予想時間、所要時間を表示

ナビゲーションマップの上に、(左から)現在時刻、到着予想時間、所要時間を表示

 

また、地形や風情報も計算に入れています。今回のルートは、序盤50kmは平坦でラスト10kmが登坂というコースでしたが、SGX-CA600では登坂区間の所要時間も考慮してくれるため、より正確な時間の表示が可能になっています。

実際、登坂を残したラスト10km時点では到着予想時間までにゆとりがあるように感じましたが、ゴールに到着した時には、到着予想時間通りにゴールしました。コースの勾配を考慮していることを実感できました。

地形の変化を考慮したうえで到着予想時間が算出される

地形の変化を考慮したうえで到着予想時間が算出される

 

このほか、途中で休憩等(停車)を入れれば、その場で随時到着時間と所要時間が調整されていきます。

今回の60kmライドのゴール時間は13時10分でした。途中10分間の休憩を挟んだため、スタート時に算出された到着予想時間(12 時57分)とほぼ同じでした。

 

このように、SGX-CA600の予想予想時間を活用することで、目的地への到着時間が予想以上に遅れるということがなくなり、より安心して計画的にロングライドを楽しめるようになるでしょう。

 

■記事執筆者:橋本謙司(はしもと・けんじ)

スポーツジャーナリスト。自転車専門誌やランニング専門誌の編集者を経て、現在は、主にライターとカメラマンとして活動。Mt.富士ヒルクライム(一般の部)での総合優勝など、全国各地のヒルクライムレースで優勝多数。愛称は「ハシケン」。ホームページ http://www.hashikenbase.com

 

Tweet
↑ページの先頭へ