予算を抑えてプロ仕様のGPSサイクルコンピューターを手に入れよう ~パイオニア「SGX-CA500」~
日本生まれの多機能サイクルコンピューターといえば、2019年に登場したばかりのパイオニアのSGX-CA600が人気です。
SGX-CA600は、データの表示方法がグラフィック化されており、また、本格的なナビゲーション機能が搭載されているなど、シリアスレーサーだけでなくロングライド派のサイクリストのライドをサポートする機能が搭載されていることが特長と言えるでしょう。
他にも、カラーディスプレイ搭載、スマートフォンアプリ「Cyclo-Sphere Control App」経由でサイクルコンピューター本体を遠隔操作ができるなど、最先端のサイクルコンピューターとしてシェアを伸ばしてます。
コスパのよいSGX-CA500
ところで、このSGX-CA600が誕生する前、今からわずか1年前までは、多機能GPSサイクルコンピューターとしてSGX-CA500が支持されていました。SGX-CA500の後継モデルがSGX-CA600ということです。
パイオニアのGPSサイクルコンピューター「SGX-CA500」
SGX-CA500はツール・ド・フランス出場チームへのサポートや国内Jプロツアーのチームも複数使用した実績がある本格的なサイクルコンピューターであることは変わりありません。現在もパイオニアのGPSサイクルコンピューターにはSGX-CA600とSGX-CA500がラインナップされています。
しかも、最新のSGX-CA600が登場したことで、現在SGX-CA500は2万円を切る1万7800円の価格でラインナップされていることは実はあまり知られていません。
ここでは、SGX-CA600(36,800円)の半分以下の予算で手に入れることができる実績十分のサイクルコンピューターであるSGX-CA500の魅力を改めてチェックしていきましょう。
コスパのよいGPSサイクルコンピューターとして注目のSGX-CA500
SGX-CA500がオススメな人
SGX-CA500は、「限られた予算の中で本格的なサイクルコンピューターを手に入れたい!」「走ったデータを収集してしっかり分析したい!」そして、「将来的にパイオニアならではのペダリング解析サービスである『ペダリングモニター』機能も使ってみたい!」というような人にオススメです。
初めての本格的なGPSサイクルコンピューターとしてもSGX-CA600は少し予算オーバーだけど1万7800円のSGX-CA500なら購入を踏み切れるという人もいるでしょう。
ペダリンングモニター機能を表示できる点が魅力で、視認性も高い
SGX-CA500の特徴
SGX-CA500はさまざまなライドデータの表示に優れています。
心拍数やパワーを表示させながらシンプルにトレーニングを実施できます。トレーニングだけでなく、心拍数やパワーを基準にしながらロングライドのペーシング機能として活用することもできます。
トレーニングメニューが充実
ディスプレイの表示画面のカスタマイズも自在にできるため、必要なデータをしっかり大きく表示させるなど視認性を高めることができる点も魅力です。
また、SGX-CA600にはないタッチパネルスタイルでの操作ができるため、デバイス慣れしていない初心者がスマートフォンのタッチ感覚で項目を選びやすいなど直感的に操作しやすいはずです。
タッチパネルで直感的に操作できる
このほか、GPSサイクルコンピューターのため、データ解析ソフト「Cyclo-Sphere(シクロスフィア)」で走行した場所の軌跡や各種データを振り返ることもできます。
このように、最新のSGX-CA600が登場した今でも、SGX-CA500はお買い得な本格的なGPSサイクルコンピューターと言えるでしょう。限られた予算の中で、これから本格的なGPSサイクルコンピューターを探している人にオススメです。
SGX-CA500の詳細
http://pioneer-cyclesports.com/jp/products/cyclocomputer/sgx-ca500.html
サイクルコンピューター機能比較表「SGX-CA500」「SGX-CA600」
■記事執筆者:橋本謙司(はしもと・けんじ)
スポーツジャーナリスト。自転車専門誌やランニング専門誌の編集者を経て、現在は、主にライターとカメラマンとして活動。Mt.富士ヒルクライム(一般の部)での総合優勝など、全国各地のヒルクライムレースで優勝多数。愛称は「ハシケン」。ホームページ http://www.hashikenbase.com
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