パイオニア新型GPSサイクルコンピューター「SGX-CA600」その10 ~仲間のデータをリアルタイムでチェックできる「ライブパートナー機能」とは?~
パイオニアの新型サイクルコンピューター「SGX-CA600」の特長のひとつは、一緒に走っている仲間のパワーや心拍数などのデータをリアルタイムに知ることができるライブパートナー機能です。このライブパートナー機能を活用すると、仲間とのライドが充実したものになります。今回は、このライブパートナー機能について紹介しましょう。
仲間の走行データを参考にしながら走る
ライブパートナー機能は、SGX-CA600に新たに搭載されたBluetooth通信を活用して、サイクルコンピューター同士をリンクさせ、お互いのデータを共有する機能です。「コーチ」と「パートナー」という立場でそれぞれのデータを共有しながら走ることができます。具体的には次のようなシーンで活用できます。
まず、仲間と一緒にロングライドを行うときに、仲間の運動強度に合わせて走りゴールまで一緒に走り切るためのツールとして使えます。また、カップルであれば、走力が高い男性が、女性の体力レベルに合わせて走るときにも活用できるはずです。これまで感覚で行っていたペース配分や休憩のタイミングを、データによって判断することができます。
週末の練習会では、仲間のデータをチェックしながら走ることで、メンバー同士で疲労度を確認し合いながら、より質の高いトレーニングを追求できるでしょう。
ライブパートナー機能の使用例
ライブパートナー機能の使い方
まず、走行前に「コーチ」は自身のSGX-CA600本機に、一緒に走る「パートナー」のサイクルコンピューターを登録するところから始めます。なお、パートナー側は「コーチ」を自身のサイクルコンピューターに追加(『コーチ追加』設定)することで相互通信が可能になります。受信側・送信側ともに最大接続台数は3台(CH1~CH3)まで登録ができます。コーチの本機ディスプレイには、パートナーのデータが表示されます。
受信側・送信側ともに最大3台まで登録できる
パワーメーターがなくても心拍計さえあれば!
この機能を活用するとき、パートナーになる側はスポーツバイク初心者で、パワーメーターを持っていないというケースが多いでしょう。パワーメーターを持っていなくても、SGX-CA600と心拍計さえあればライブパートナー機能を活用できる点はありがたいです。もちろん、パワーメーターがあれば、パワーを始め、TSS、インテンシティなどのパワートレーニングの各種数値も確認することができます。
今回は、腕で計測できるお手軽な心拍計として知られる「WahooTICKR FIT」を紹介します。この心拍計アームバンドのTICKR FITはズレ落ちがなく、安定して計測できるだけでなく、装着時のストレスもない。装着時や起動時の使い勝手がよく、初心者にオススメの光学式心拍モニターバンドと言えます。
Wahoo TICKR FIT
Wahoo TICKR FITを心拍センサーに追加
心拍数(HR)のbpmとZONEが表示された
ライブパートナー機能を使えば、パワーメーターを装着していなくても、「コーチ」は「パートナー」の心拍数と強度ゾーンをリアルタイムでチェックしながらパートナーにとって最適なペースを作ることができるでしょう。
アドバンスド トレーニングサポートキャンペーン
アドバンスド トレーニングサポートキャンペーンは、パイオニアのペダリングモニター導入を検討している人にお得な期間限定スペシャルパッケージ。ペダリングモニターセンサーとSGX-CA600に加え、光学式心拍計「Wahoo TICKR FIT」と「Wahoo RPMスピードセンサー」がセットになり、新たな目標に向けて多角的かつ本格的なトレーニングを始めたい人にピッタリのパッケージです。
アドバンスド トレーニングサポートキャンペーン(2019年3月11日まで)
http://pioneer-cyclesports.com/jp/campaign/2018winter.html
■記事執筆者:橋本謙司(はしもと・けんじ)
スポーツジャーナリスト。自転車専門誌やランニング専門誌の編集者を経て、現在は、主にライターとカメラマンとして活動。Mt.富士ヒルクライム(一般の部)での総合優勝など、全国各地のヒルクライムレースで優勝多数。愛称は「ハシケン」。ホームページ http://www.hashikenbase.com
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